
心室周期
今回は、心室周期についてまとめます。
心周期は心臓と収縮と拡張から構成されている。
心室周期は、
・心室充満期
・等容性収縮期
・心室拍出期
・等容性弛緩期
から構成されている。
“心室拡張期”
心室が拡張することで、血液が充満する。次第に心房が収縮し、さらに心室に血液が押し込まれる。この割合は、若年者<高齢者での重要な機能となり比重は多くなる。
この心室充満期には心臓は拡張した状態となることより、左室拡張末期容積(end diastolic volume:EVD)と呼ばれる。
“等容性収縮期”
心房の収縮に次いで、心室の収縮が発生する。この持続時間はおよそ0.05秒続くとされている。
“心室拍出期”
等容性収縮期より心室拍出期へと移行する。この時期には左室内圧が動脈圧よりも上昇することで、大動脈弁が開口することで血液を拍出する。
“等容性弛緩期”
大動脈弁と肺動脈弁が閉じ、心室は弛緩する。
簡単ではありますが、心室周期について記載しました。
次回は、少し生理機能について触れていければと思います。
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